仮想通貨業界で期待が高まっている取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」の立ち上げに深く関わっていることでも知られる「Starbucks Coffee(スターバックス・コーヒー)」が”ビットコイン決済導入に関する取り組みを行なっている可能性がある”との報道が話題となっています。

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ビットコイン決済導入に「Starbucks」が同意?

Starbucks Coffee(スターバックス・コーヒー)が「仮想通貨決済に関する取り組みを行なっている可能性がある」との報道は「The Block」によって報じられました。同メディアは、匿名希望関係者の話としてこのことを報じており、早ければ2020年までにはスターバックスで仮想通貨決済が導入される可能性があるとされています。

スターバックスは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)などによって昨年立ち上げられた仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」に出資していることなどでも以前から話題となっており、これまでにも複数回に渡って「ビットコイン決済を導入する」といった噂が出ていました。

今回の報道では、Bakktに出資を行なっている多数の大手企業の中でも「Starbucks」が保有している資本比率が特に高い点が挙げられており、関係者が『スターバックスが株式の見返りとして「Bakkt」のサービスを利用して店内でビットコイン決済を受け入れることに同意した』と語ったことが報じられています。

具体的な決済方法としては「仮想通貨を法定通貨に換金するカード」や「スターバックスのモバイルアプリと連動すること」などによって仮想通貨決済が導入される可能性があると言われています。

Bakktの「仮想通貨決済サービス」に注目

現在Bakktは「ビットコイン先物取引」のサービスで特に注目を集めており、サービスが開始されることによって大規模な機関投資家の参入が見込めるとして期待が高まっています。しかしながら、先物取引のサービスは同社の第一段階の目標であり、今後の展開としては「仮想通貨決済サービス」などの導入によって、仮想通貨などのデジタル資産が主流の金融資産クラスに発展するのを支援することを掲げているため、これらの全体的な取り組みの一環として「スターバックスにおけるビットコイン決済サービスの導入」を支援する可能性があるとも考えられます。

しかし、Bakktの立ち上げが発表された当初に「Starbucksでビットコイン決済ができる」と報じられた際には、Starbucksの広報担当者が「ビットコインでフラペチーノの支払いができるようになるわけではない」と正式に報道を否定しており、ビットコインのような仮想通貨での支払いをスターバックスでは受け付けないことを明確に伝えることが重要だとも語っています。

このようなこともあり、今回のケースでは「仮想通貨決済」そのものが導入されるわけではなく、仮想通貨を一度「法定通貨」に換金することによって米ドル(USD)などの通貨で支払いを行うことができるというのが有力であると考えられています。このようなサービスはこれまでにもその他の企業から発表されており、一度法定通貨に換金することにはなるものの、利用者側からすると仮想通貨で支払いを行なっているのとさほど感覚は変わらないものとなっています。

より専門的な内容も含めて考えると、この決済方法に関しては多くの議論が行われると予想されますが「保有している仮想通貨」から支払いを行うことができるという点で見ると、仮想通貨の実用化につながることは間違いないため、実際に「Starbucks」で仮想通貨からの支払いができるようになれば仮想通貨の需要増加にもつながると予想されます。

今後はBakktの「ビットコイン先物取引」に関する情報とともに「仮想通貨決済サービス」の情報にも注目が集まります。

引用サイト:bittimes.net/news/49488.html?utm_source=mailmagazine&utm_medium=linetop

「スターバックス」でビットコイン決済導入の可能性|Bakkt経由で2020年開始か