買い物をする時、みなさんは、カード派でしょうか。それとも現金化でしょうか。

現金が消えた国”スウェーデン”の電子マネー決済、その『真の理由』を紐解く

こちらを御覧ください。最近では日本でも、Suicaを始めとする電子マネーが普及してきていますが、日本のキャッシュレス比率というは、中国、韓国、そしてアメリカなどと比べますと、半分以下なんですね。こうした中、ヨーロッパのある国が、キャッシュレス比率が100%に迫ろうとしている国があります。現金が消えた国を取材しました。

現金が消えた国”スウェーデン”

現金が消えた国”スウェーデン”の電子マネー決済、その『真の理由』を紐解く
北欧スウェーデンの首都、ストックホルム町を歩くと、ホームレスの男性が、道いく人に雑誌をうっていました。売上の半分が、ホームレスに入る仕組みです。

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早速買ってみると、支払いは、スマートフォンのアプリで行います。スウィッシュという、アプリで相手の電話番号などを入力すれば、銀行口座を通じた、お金のやりとりができます。

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ホームレスの男性「みんな現金ではなく、スウィッシュを使っている」

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スウィッシュは、スウェーデンの6つの銀行が、共同で立ち上げたシステムです。その手軽さから、スウェーデン国民の半数以上が使用しているとされています。

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利用者1「とても便利で、友達にお金を貸したり、借りたりするときに使っている。」

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利用者2「現金は1ヶ月に1回くらいしか使わない」

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スウェーデンの人々はほどんど、現金を使いません。まちなかにある、青空市場でも、クレジットカードやスウィッシュでの支払いが、ほとんど。国内でのお金のやりとりのうち、こうした、電子決済の割合は、全体の98%つまり、現金の仕様はわずか2%なのだ。

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また、スウェーデンの国内銀行の1600店舗の内900店舗は、もはや現金をおいていません。

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まちなかで、現金を利用しようとすると、なんと現金はお断りのお店もあるのです。

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店員「現金は、うけとっておりません、支払いは、全て、カードでお願いします。この方が、安全、かつお金に触らないので、衛生的です。お金を数える手間もないから、仕事は楽です。」

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キャッシュレス化が急速に進み、現金を狙った、強盗などの犯罪が減っているとのことです。

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ちなみに、スウェーデンを代表する、アバを展示するミュージアム「アバ・ザ・ミュージアム」。楽曲♪ money money moneyは有名ですが、入場料に現金は使えません。さらに協会を尋ねると、信者が寄付をするには、あのアプリのスウィッシュやクレジットカードも利用できます。

協会の担当者「現金による寄付は、全体の1割にすぎません。」

Q 神様は支払い方法は気にしない?

A 担当者「そうですね!笑 神は様々な方法を受け入れます」

中央銀行は電子通貨を発行?!

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一方で今やほとんどつかわれなくなった紙幣、スウェーデンクローナを発行している、スウェーデンの中央銀行を訪ねました。

スウェーデン中央銀行のNo2である、セシリア・スキングレー副総裁に話を聞きました。

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セシリア氏「私も紙幣よりカードを使います。便利で効率的で、ATMに並ばなくて良い。もはや社会は紙幣を使わなくなっています。だからわたしたに中央銀行も新しいタイプのお金、 例えば、”イークローナ”といった電子通貨を発行することを検討しています。」

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世界の中央銀行として初めて、紙幣ではない、電子通貨の発行を検討しているといいます。現金を使わない国スウェーデンは、お金のあり方を更にかえようとしています。

まとめ(キャッシュレス化で何が変わる!?)

 

大江アナ
本日のコメンテーターはA.Tカーニー日本法人会長の梅澤氏です。確かに興味深いですよね。確かに便利ではあると思うですが、ただ、それだけではないキャッシュレス決済を促進する、裏のといいますか、真の狙いのようなものがありそうですよね。

A.Tカーニー会長 梅沢氏
そうですね。金融機関の運営コストの削減というのもあると思うのですが、政府にとってみると、資金決済の透明化、捕捉率の向上。 つまり自営業者の税の捕捉率の向上を高めるとか、マネーロンダリングであったり、あるいは脱税を防止するであったりとかいうのが裏のテーマとしてあると思います。

大浜キャスター
そうなるとこれらはかなり強引に広めたんでしょうか。

A.Tカーニー会長 梅沢氏
スウェーデンの場合、多くの銀行がもう支店で現金を扱いませんと銀行が大きくかじを切った。それから、お隣の韓国の場合、電子マネーというより、クレジットカードが90年代末から一気に普及した。そのときにとった施策はまさに政府主導で、このカード決済をしている、納税者に対しては所得税の控除をするであったりとか、あるいは、クレジットカードの加盟店に対しては、税の減税をするであったりとか、こんな施策をつかいながら、政府が、かなり、後押しをやっていった。

参照元:http://trendcasting.net/wbs/sweden-swish-krona/

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