GMOインターネットは2018年3月から社員が申請すれば給与の一部をビットコインで受け取れるようにする。GMOは仮想通貨の取引事業のほか、マイニング(採掘)事業を成長戦略の柱と位置づけている。ビットコインに対する社員の理解を深め、利用者も増やすことで事業を拡大する。

GMOの国内グループ会社の社員約4千人を対象に、給与の一部をビットコインで受け取れる制度を始める。1~10万円分の給料を控除し、その分のビットコインを支給する。

制度を利用する社員はGMO傘下で、仮想通貨取引事業を展開するGMOコインで専用口座をつくると、給料日と同じ日にビットコインを受け取れる。ビットコインの購入額の1割を「奨励金」として振り込み、制度の利用を促す。

GMOは5月に仮想通貨取引事業の運営を始めたほか、18年1月からマイニング事業に参入するなど仮想通貨の関連事業を成長戦略の柱に掲げる。新制度の導入で、社員の仮想通貨への理解を深めるほか、仮想通貨の利用者を増やして事業の拡大につなげたい考えだ。

参照元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24488460R11C17A2TJ2000/

GMO、給料にビットコイン購入枠 最大10万円