今月2日、ビットコイン価格が急騰、一部の取引所では58万円を突破し、年初来の高値を記録した。
ビットコイン相場の影響を受け、主要アルトコインの価格も上昇しており、ビットコインキャッシュは過去24時間で+60.8%の高値を付けている(4月3日14時時点)。
金融コンサルティング会社CEOのNigel Green氏は、今回のビットコイン価格の急騰は「暗号資産の冬(crypto winter)」の終わりを示しているとの見解を示した。
複数の専門家が、今回の急騰劇の背景には大口投資家の存在があると分析しており、暗号資産投資ファンドCEOのOliver von Landsberg-Sadie氏は、主要な取引所で総額2万BTC(約111億円)もの取引が行われていたと指摘している。
さらに、大手暗号資産情報サイト「Crypto Compare」創設者のCharlie Hayter氏は今回の急騰について、大口取引に反応した買い注文(BOTでの自動取引を含む)が殺到した結果だと分析した。
また、今後のビットコイン価格について高い期待感を示す専門家は少なくない。
暗号資産投資ファンドCEOのBrian Kelly氏は、米テレビ局CNBCの経済番組に出演し、「市場心理は確実に動いている。すべての指標において、ビットコイン価格の底打ちが始まったことを示している。次のターゲットは6000ドル(約66.9万円)だろう」と語った。
さらに、冒頭で紹介したNigel Green氏も具体的なターゲットについて触れており、「数ヶ月以内にビットコイン価格は7000ドル(約78万円)に到達するだろう」と予想した。
そして、実際にビットコイン価格のチャートはポジティブトレンド到来の兆しを見せている。
著名な投資家であるThomas Lee氏によれば、現在のビットコインチャートは200日移動平均線を上回っており、過去の傾向では同様の現象が見られた場合、その時点から向こう6ヶ月先の利益率が193%となっているという。

参照元:gekkankasoutuuka.com

春到来?ビットコインの急騰劇を専門家が分析